福井県にある就労継続支援B型事業所「HATARAKU」さまは、敦賀市で冷凍パン販売やこども靴のサブスクをはじめ、セルフフォトスタジオ・木製雑貨制作、RevelAppのゲーム作業など、多彩な仕事を通じて利用者さまの“働きたい”を支えています。
本日は、サービス開始当初からご利用いただいている代表・三宅史也さまに、RevelApp導入の経緯や活用についてお話を伺いました。
導入事例サマリー
【導入前の課題】
地域における集客・作業内容の差別化
【導入の決め手】
運営の熱意・ゲーム作業での差別化・サポート体制とマニュアルの手厚さ
【導入後の効果】
コミュニケーションの活性化・支援記録の工数削減・協調性意識向上
1. 事業所紹介:働きたい想いを支援する「HATARAKU」
就労継続支援B型事業所「HATARAKU」さまは、利用者一人ひとりの個性やペースを尊重しながら働く環境を提供しています。
地域とのつながりを大切にし、地元の方々との交流や共同プロジェクトを通じて社会参加の機会を広げています。その取り組みの一部は、FBC福井放送で取材されるなど、精力的に活動されています。

2. 導入前の課題:「集客・他事業所との差別化」

―本日はよろしくお願いいたします!まずは、RevelApp導入前の課題について教えてください。
三宅さまよろしくおねがいします!
導入を検討していたタイミングは、会社立ち上げて1年ちょっとだったので、『集客・作業内容の差別化』といったところに課題を感じていました。
―立ち上げ当初は、利用者さんを集めるのが難しかったと。
三宅さま結構苦戦しましたね。1年半ぐらいかかりました。9割は相談支援事業所からですね。
―なるほど、利用者さまからお問い合わせがくる感じではないんですね。
三宅さまほぼ無いですね。
知り合いの方を経由して相談を受けるケースの方が多かったりします。
3. RevelAppを選んだ決め手「福祉への熱意とサポート体制」

―いろいろなツールや解決策がある中で、RevelAppを選んだ決め手を教えてください。
三宅さま一番の決め手は運営の熱意。
いろいろお話していく中で、福祉のことをしっかり考えた上で設計をしているのが凄い伝わってきたので。
あとは地域で他がやっていないことをやりたかった。
とはいえ、社員は50代以上がほとんどなので、それでも扱えるようなサポート体制とマニュアルもしっかり作られていたこと、PCが苦手な社員でも対応できるかなと思ったこともキッカケですね。
―「福祉のことを考えている」と感じたのはどのような点ですか?
三宅さまもちろん稼ぐことも重要だと思いますが、そこだけにフォーカスしていなかったこと。
利用者さんのためにセルフモニタリングシートも作って、ちゃんと振り返ることもできる。可視化することでフィードバックも与えられる設計だったので、『利用者さん目線でどうすべきか?』という部分の落とし込みを感じましたね。あとは、喋ってて「熱い人たちだな!」って思ったのもあります。
―差別化についてですが、周辺にはゲームを導入している施設が少なかったのでしょうか。
三宅さまこの辺のエリアでは無いですね。PC作業系は出てきてはいるんですけど、ゲームはないですね。
4. 導入後の変化・ゲームの選び方について

―導入後、利用者さまの変化について教えてください。
三宅さま『集中力』が課題だなと思った方が居たんですよ。
ゲーム作業をやってるときは凄く集中していて、他の仕事になると途切れて休憩が多かったりしてて。けど、それは集中力じゃなくて、『作業自体に興味があるかどうか?』が問題だったんだってわかったことがあって。アセスメントの代わりにもなったのかなって。
あとは、1台のPCでRevelAppを使っているので、みんな時間を意識して取り組むキッカケにもなったかなと思っています。
―支援員さま・事業者さんとして変化はありましたか?
三宅さまセルフモニタリングシートを見ると、僕たち支援員に伝えていること・伝えていないことが書かれていたりするので、「あ、そんなこと思ってたんだ…。」っていう気付きにはなりますね。
そこから新たな会話が生まれたこともあるので、コミュニケーションツールにもなったなと。
あとは毎月のレポート、可視化はすごくいいなと思っています。
ゲーム作業をやっていない人に対しても、自社独自にレポートを作成するようになりました。
―RevelAppキッカケで、独自のレポートを作成するようになったんですね。
三宅さまそうですね!レポート提出した関係機関からは凄い反応良いんですよね。
紙で振り返りシートみたいなものを毎日書いてて、それを少しカスタマイズしてPCに落とし込んで…とやっています。
―どんな反応がありましたか?
三宅さま出席率や調子良い・悪い日の割合、睡眠時間がどれくらいなのか、一ヶ月の総評などを書いて僕らで提出していて。
それが相談支援の方たちからは、「毎月その人の状況がわかるから凄くありがたい」って声をいただいてますね!
―運用について、各利用者さまのゲームはどのように選ばれていますか?
三宅さままずは利用者さんに決めてもらっています。
ある程度できる方に対しては、レベルの高いゲームを選択肢として伝えて、動画を見て選んでもらう感じです。具体的には、本人たちにも合いそうなゲームとか、能力値や趣味・思考にも合いそうなゲームを4つくらい絞って、その動画を見てもらっています。
5.今後の展望と検討中の方へのメッセージ

最後に、今後の展望とRevelAppを導入を検討している他の事業所へのメッセージを伺いました。
―今後のどのようにRevelAppを活用していきたいですか?
三宅さま今リーチできていない、例えば引きこもっている方とか受給者証を持っていない方に、「ゲーム作業がこの地域でもあるよ」っていう部分をアピールしていきたいですね。
―最後に、導入を検討されている方にメッセージをお願いします。
三宅さまハマるかな?と思った方がハマらなかったり、あまり興味ないと思っていた方がやりたいって声かけしてくれたり、実際やってみないと分からないことが多かったです。
迷っているのであれば、ちょっと試してみて、ダメだったらやめればいいと思うので。
サポート体制やマニュアルもしっかりしてるので、チャレンジしてみる価値は凄くあると思っていますので、ぜひ導入してみてはいかがかなと。
RevelAppのサービスを通じて新しいお仕事だったりコミュニティがこれから生まれるんじゃないか、そっちにも凄い価値はあるんだなと思っています!